Komplete Kontrolで音楽を作る。

Studioヤクモレオでは
ロゴアニメーション用の短い音楽や、
動画のBGM制作に
「Native Instruments」社の「Komplete Kontrol」を使用しています。

Komplete Kontrolって何?

画像のキーボードが「Komplete Kontrol(以下KK)」です。
DTM(デスクトップミュージック)用のMIDIコントローラーなのですが、
本体だけあっても音は鳴りません。別途、音源が必要です。
(※現在は新型が販売されています。また、左上のキーボードはキースイッチ用で無関係です)

このMIDIコントローラー、他の製品と何が違うのかと言いますと、

…と言うと、「子供のオモチャ…!?」と思われてしまいそうですが、
これが非常に便利なのです。

例えばまず、
ドラムの音源を読み込みますと
鍵盤にドラムの音がズラリと並ぶのですが、
それぞれ色が付いている為に視認性が非常に良いです。

「さっき叩いたドラムの音はどれだっけ?」と思った時にすぐに分かりますし、
オクターブを上下させればライトも一緒に移動するので、混乱しません。
欲しい音を色で認識出来るようになります。

また、
スケール機能が備わっているので、
ピアノ音源で、「さくらさくら」のような
日本音階の曲を作りたい♪と思った時に、
KK本体のSHIFTボタンとSCALEボタンを同時に押して
SCALEの項目から「JAPANESE」を選択すれば
日本音階のキーのみが鍵盤に点灯します。

あとはこの点灯したキーのみを弾いていけば
どんなに適当に弾いても日本音階の曲になるのです。

黒鍵と白鍵があって難しい!という場合は
「EASY」モードにすると、
白鍵部分のみに割り当ててくれるので、
白鍵だけで日本音階を奏でることが出来ます。

また、
「一つの鍵盤を押すだけで和音が鳴らせる機能」や、
「それらをアルペジオで奏でる機能」もあるので、
楽曲のコード進行さえ決めてしまえば、
バッキング(伴奏)の土台部分はある程度これで出来てしまうと言えます。

そして、これらの独自機能は
「Native Instruments」社が販売している音源ライブラリ「Komplete」に含まれる音源のみならず、
様々なサードパーティの音源でも使用可能です。

Komplete Kontrolの機能をサード音源で使う。

使い方は

「インストゥルメント トラックを追加」→「Komplete Kontrol」を選択し、

KK本体の「BROWSE」ボタンを押さずに
PC画面に表示されたブラウザ画面上部の「▽マーク」をクリックします

「Plug-ins」→任意のメーカー→任意のライブラリ
をクリックします。
(※画面はCubaseを使用、IK Multimedia社のSAMPLE TANK3を読み込んでいます)

あとはブラウザに開いたライブラリから使いたい音源を読み込めばOKです。

(画面ではSAMPLE TANK3が読み込まれました)

「Native Instruments」社が販売している「Komplete」に収録された音源や、
「NKS(Native Kontrol Standard)」の表記があるサード製のライブラリであれば
KK本体の画面表示やツマミは各ライブラリのパラメーターに対応しているのですが、
そうでなくても
KKによるスケール機能やアルペジオ機能はどんな音源でも使えると分かったので、
音源選択の幅がかなり広がりました。

知っている人からすれば当然なお話ではありますが、
「KKの機能が使えるのはNI製品と、NKSとして販売されているライブラリだけなのだ」と
一時期、私は勘違いしていたので参考になれば幸いです。

Studioヤクモレオでは
ロゴアニメーションなどに用いる、
「短い楽曲の作成」も承っております。
「こんな音でこんな雰囲気がいい」…というご希望がございましたら是非ご相談くださいませ!

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