日本語UIでBlenderを使うと問題が出るアドオンって?

今回はBlender
英語UI(ユーザーインターフェイス)では問題ないのに日本語UIでは問題が出る!?
…というアドオンがある場合は
「新規データ」の項目を確認してみよう!というお話です。

※この記事の内容は動画ですべて解説しておりますので、
動画を見て頂けた方は読み飛ばして貰っても構いません。

基本的な設定

有名な話ですが
BlenderのUIを日本語で使う際、
「編集」→「プリファレンス」→「翻訳」の
「新規データ」にチェックが入っていると
アドオンによってはエラーが出ることがあります。

なので、日本語UIで利用したい場合はチェックを外しておきましょう。

具体的にどんな問題が出るの?

例えば、
「Grab-It」という
キャラクターやモノにオブジェクトを関連付けして動かしたり、
それを解除したりするアドオンがあります。

このアドオンの場合は
英語UIと日本語UIで同じ操作をしても結果が変わってしまいます。

・英語UI…問題なく動く

・日本語UI…なぜか立方体が表示され、関連付けも解除もされない

しかし、
「新規データ」のチェックを外してさえあれば、
日本語UIでも問題なく利用できます。

ちなみに、
このアドオンの機能は標準機能だけでも再現できるので、
必須アドオン!というわけではありません。

とはいえ、標準機能で再現しようとすると結構面倒くさいので
気になった方はチェックしてみてください。

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他のアドオンとの連携による落とし穴もある

「日本語」⇔「英語」UIをワンクリックで切り替える
「Ttranslation」という、大変便利なアドオンがあります。

このアドオンですが、
初期設定で使っていると
「英語に切り替えてから、また日本語に戻す」という動作で
外していた「新規データ」に勝手にチェックが入ってしまいます。

「編集」→「プリファレンス」→「アドオン」
「Ttranslation」の設定で
「影響」の項目に「新規データ」というものがあるので、
このチェックを外すと
「日本語」⇔「英語」と切り替えても
「新規データ」へのチェックは勝手に入らなくなります。

「Ttranslation」無償アドオン(寄付も可能)です。
キーボードからUIを切り替えることも出来ますが、
個人的にはUI右下に切替ボタンを配置して使う方が好きです。

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まとめ

「新規データ」のチェックについては、
多くの初心者向けチュートリアルで伝えてくれているので
知っている人も多いかと思います。

私もBlender2.97や3.00ではきちんと設定してあったのですが、
どうもBlender3.1ヘの移行時に
「Ttranslation」の方でチェックを外すのを忘れてしまっていたようです。

おかげで、
「メインPCとサブPCでなぜか挙動が違う」
「3.0系と3.1系でなぜか挙動が違う」
といった状況に悩まされました。

結果が分かれば「新規データのチェックを外す」という
初歩の初歩が原因だったわけですが、
こういった凡ミスで時間を取られることもある、という経験を
忘備録として残しておきたいと思います。

どなたかの参考になれば幸いです。

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