PNG画像で背景アニメーションを作る。

こういう動画ですね。

PNGとJPEG

よく画像ファイルの保存形式に使われる
PNGJPEGの違いとはなんでしょうか?
色々あるのですが、一番の差は
背景が「透明」「白」か?という点かなと思います。

・青一色のバックに、PNGの白く塗った雲を重ねるとこうなります。

・青一色のバックに、JPEGの白く塗った雲を重ねるとこうなります。

結果が変わるのは、なぜでしょう?

PNGは雲以外の部分が「透明」だからバックの青はそのまま表示されるのですが、

JPEGは雲以外の部分が「白」なので、バックの青を塗りつぶす形になってしまうんですね。

アルファチャンネル

カラーチャンネルがRGB(RED、GREEN、BLUE)で構成される色のチャンネルに対して、
「透明」はアルファチャンネルと呼ばれています。
※透明を視覚的に表現するのは難しいので、グレーの格子模様で表現されることが多いです。

このアルファチャンネルがある事で、
AfterEffectsやCinema4Dで簡単に背景アニメーションが作れます。

青いバック(空)の手前に雲のPNGを配置し、それを
左から右に移動させたり
回転させたり、徐々に拡大したり
何層にも雲を重ねてカメラの角度を変えたりするだけで、
雲が動く、空のアニメーションになってくれます。

ClipStudioPaintやPhotoshopなどで、
レイヤーについて理解されてる方は容易に想像がつくと思います。

ここから更に、
以前紹介した「Autosway」手前に揺れてるオブジェクトを追加したり、
太陽の光や、落ちてくる葉っぱなどを追加すると
よりリアルになっていきます。

バックが透明のPNG背景素材

私がClipやBoothで無料配布、販売している背景素材に
「空無し」「空有り」があるのは、
天気や時刻の変更をユーザーの方でしやすくする為というのもありますが、
動画に利用する際に使いやすくする為というのもあります。

・空無し素材…バックに雲や空を配置して動かすことで背景アニメーションが作りやすい。

・空有り素材…背景に空が統合されているので、完成素材としてそのまま貼り付けて使える。

もし興味のある方がおられましたら、是非見てくださいませ。

Clip素材サイトこちら
Boothこちら

→動画制作のご要望はこちらから!

PNG画像で背景アニメーションを作る。” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)