PNG画像で背景アニメーションを作る。
こういう動画ですね。
■PNGとJPEG
よく画像ファイルの保存形式に使われる
PNGとJPEGの違いとはなんでしょうか?
色々あるのですが、一番の差は
背景が「透明」か「白」か?という点かなと思います。
・青一色のバックに、PNGの白く塗った雲を重ねるとこうなります。
・青一色のバックに、JPEGの白く塗った雲を重ねるとこうなります。
結果が変わるのは、なぜでしょう?
PNGは雲以外の部分が「透明」だからバックの青はそのまま表示されるのですが、
JPEGは雲以外の部分が「白」なので、バックの青を塗りつぶす形になってしまうんですね。
■アルファチャンネル
カラーチャンネルがRGB(RED、GREEN、BLUE)で構成される色のチャンネルに対して、
「透明」はアルファチャンネルと呼ばれています。
※透明を視覚的に表現するのは難しいので、グレーの格子模様で表現されることが多いです。
このアルファチャンネルがある事で、
AfterEffectsやCinema4Dで簡単に背景アニメーションが作れます。
青いバック(空)の手前に雲のPNGを配置し、それを
左から右に移動させたり、
回転させたり、徐々に拡大したり、
何層にも雲を重ねてカメラの角度を変えたりするだけで、
雲が動く、空のアニメーションになってくれます。
ClipStudioPaintやPhotoshopなどで、
レイヤーについて理解されてる方は容易に想像がつくと思います。
ここから更に、
以前紹介した「Autosway」で手前に揺れてるオブジェクトを追加したり、
太陽の光や、落ちてくる葉っぱなどを追加すると
よりリアルになっていきます。
■バックが透明のPNG背景素材
私がClipやBoothで無料配布、販売している背景素材に
「空無し」と「空有り」があるのは、
天気や時刻の変更をユーザーの方でしやすくする為というのもありますが、
動画に利用する際に使いやすくする為というのもあります。
・空無し素材…バックに雲や空を配置して動かすことで背景アニメーションが作りやすい。
・空有り素材…背景に空が統合されているので、完成素材としてそのまま貼り付けて使える。
もし興味のある方がおられましたら、是非見てくださいませ。
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