PS5用のテレビ・モニターについて考えてみる

ご無沙汰しております。
ヤクモレオです。

前の記事から2か月経ってしまいました。
仕事と育児に追われて全く更新できませんでした(汗)

今回は、C4DやAeなどとは全く無関係なネタです。

PS5用のテレビ・モニターについて考えてみる

実に15年振りにテレビを買い替えたので
その話をしてみたいと思います(笑)

私は仕事で使うPCモニターは4kに買い替えていましたが、
テレビはほぼ見なかったので、フルHDですらないハーフHDのものを長年使ってきました。

今回買ったテレビはこちら

LG「55NANO91JNA」です。
個人的には画質も音声も気に入っています。

具体的なレビューはそのうちやるとして、
今回は数あるテレビの中から、どうしてこのテレビを選んだか?
について書いてみたいと思います。

PS5の仕様に合ったテレビ・モニターとは?

PS5が今年の11月に販売されるという事で、
新しいテレビはそれを見越して買う事にしました。

PS5はHDMI2.1に対応しており、
「4k」「120fps」の出力も可能になっています。

まず「4k」とは、解像度が3840 ×2160であるという事です。
(ちなみに、地上デジタル放送は2kで1920×1080です。フルHDとも呼ばれています)

次に、「120fps」ですが、
fpsとはフレームレートといって、モニター上の画像の更新頻度の事です。
PS5は1秒間に120回画面を更新可能な出力性能を持っているわけですね。

パラパラ漫画で言うと、
1秒間に60枚の絵をパラパラさせたアニメーションと、
120枚の絵をパラパラさせたアニメーションでは、
後者の方が滑らかに見える…という感じです。

ただし、パラパラ漫画と違って
モニターの性能が伴っていないとアニメーションは頭打ちになってしまいます。
PS5から1秒間に120枚の絵を渡されても、
モニターが60枚までしか処理できないとなれば、
60回しか画面を更新できないわけです。

…ということで、
120fpsでゲームを遊ぶには120Hzのモニターが必要になります。
120Hzのモニターとは、
「1秒の間に120回画面の情報を更新出来るモニター」といった意味なんですね。

では、PS5は常に120fpsで動くのか?と聞かれれば、そうではありません。
PS5の性能を大きく超えるパソコンでも、常時120fpsで出力し続けるのは難しいからです。

あくまで「最大120fps」で、平均値はもっと低いと予測します。
なので、現状の一般的な「4k」「60hz」のモニターでも十分PS5は楽しめるでしょう。

HDMI2.1って何?

「VRR」「ALLM」「eARC」といった機能を持った新しいHDMI企画です。
ざっと説明します。

「VRR」…可変リフレッシュレート
1秒間に120枚の絵を渡してくるPS5などの出力側と、
それを受けて表示するモニター側のバランスを調整する機能。
画面内のズレや、一瞬カクついたり…といった状況を減らしてスムーズにしてくれる機能です。

「ALLM 」…自動低遅延モード
「ユーザーがゲームをやり始めたと認識したら自動的に遅延を抑えるモードに切り替える」機能
ムービーシーンでは解像度重視、ゲームシーンでは低遅延重視…などを
自動的に切り替えてくれます。

「eARC」…エンハンスドオーディオリターンチャンネル
ドルビーアトモスやDTS:Xなどの非圧縮形式をテレビ・モニターを介してアンプなどに送れる機能
これがないとせっかくの高音質なサウンドもリニアPCM2chなどになってしまいます。
また、光デジタルケーブルなどで別途繋げる必要が無く、
HDMI一本で音声の出力が出来るメリットもあります。
特にPS5には光デジタル出力端子が無いのでHDMIで繋ぐしかなく、
サウンドにこだわるユーザーにとっては大事な機能と言えそうです。

更に
・転送速度が最大48GBpsに向上
・ダイナミックHDRの品質向上
・クイックフレームトランスポート(QFT)
といった特徴があります。

「HDMI2.1に完全対応したモニター」が見つからないのは何故?

さて、
モニターを探す際、「HDMI2.1に対応したモニター」と検索しても
なかなか明記してあるものを見つけられません。

理由は色々ありそうですが、
HDMI2.1「8K表示」「10k表示」も可能なので
「HDMI2.1完全対応!」と宣伝すると
「あ、このテレビ・モニターは8k表示が出来るんだ!」
と消費者に勘違いされてしまうからでは?と予想されています。

また、単純に性能として
「転送速度が最大48GBpsではなく、40GBpsまでしか対応しない」
という場合もあるようです。
(具体的には最新型のCXシリーズのLG製テレビ)

しかし、この転送速度の問題は8kモニターでは影響があるものの
4kモニターではほぼ無関係という話もあり、
「かといって48Gbpsに足りてないのにHDMI2.1を名乗ってもいいのか?」
という面から
「HDMI2.1に完全対応!」という表記を避けざるを得ないのかも?しれません。

「次世代ゲーム機に対応」とは言えても
「HDMI2.1に対応」とは言いづらい。
…そういう認識で私は受け止めています。

個人的にはPS5にちゃんと対応しているならば、
その他はわりとどうでもいいのですが
気になる方は、テレビ・モニターの購入をしばらく待った方がいいでしょう。

グレアとアンチグレア

画面に照明などが反射して映り込むのが「グレア」
映りこまないのが「アンチグレア」

好みの問題だと思いますが、
私はアンチグレア派です。
ゲームの暗転時に自分の顔とかは見たくないので(笑)

ちなみに自分の購入候補だった
「55NANO91JNA」はアンチグレア、「OLED48CXPJA」はグレアでした。

有機EL(OLED)と直下型LED液晶、エッジ型LED液晶の違い

有機ELパネル自発光方式で映像を表示させる。1画素ごとに明るさの調整が出来るので、完全な真っ黒が表現できる

液晶パネルバックライトの光がカラーフィルターを通ることで映像を表示させる

液晶はバックライトの中でも種類があります。
直下型LEDはパネルの全面にLEDが配置されたもの。
エッジ型LEDは画面の左右または上下のみに配置されたものです。

※上記はレグザの比較動画です。

直下型は光の量を細かな範囲で調整できるので、メリハリのある絵が作れますが、
エッジ型は大雑把な制御になるので、黒が白みがかってしまったりします。
さらに、バックライトの輝度を細かいエリア毎に制御する「部分駆動」という技術もあり、
その技術を併用していれば、液晶でも「純度の高い黒」の表現が可能になるそうです。

有機ELのメリットとデメリット

電気屋さんで有機ELのテレビを眺めていると、本当に美しくてため息が出るほどです。
が、どうしてもデメリットがあります。
それが画面の「焼き付き」です。

焼き付きとは、
同じ絵が画面にずっと表示されていると、
その部分と他の部分で劣化具合に差が生じて、
像が永遠に残ってしまう現象です。

例…「ゲームの体力ゲージ」や「朝の報道番組の時刻表示」、「パソコン画面のUI」など。

※上記はブラビアの動画です。

その他、例えば古い映像作品は画面比率が4:3で作られているので、
再生中は左右がずっと黒く表示されるものがあります。
同じく、上下が黒く表示される作品もありますね。
そういった場合、上下左右の黒部分とそれ以外の部分で素子の劣化具合に差が発生します。

有機ELは素子が自発光するので、
白の表示には高い負荷がかかり、黒の表示は低い負荷で済みます。
なので、白を頻繁に映す部分から劣化していきやすく、
その差が画面に像として残ってしまって画面焼けの原因ともなります。

価格コムの有機ELテレビユーザーの書き込みを見ると、
同じ画面を映し続けていなくとも
だんだんと「赤」が上手く表示できなくなり、レモンがカボスに見えてしまうようになってしまった
…という話もありました。

この「焼き付き」液晶でも起こらないわけではありませんが、
有機ELに比べればほぼ無縁です。

なので、有機ELを用いた商品には「焼き付き」を防ぐ為に
「スクリーンセーバー」
「微妙に画面表示をズラす機能」「明るさを抑える機能」「一定時間で自動的に画面がオフになる機能」
などが搭載されています。

設定で画面の明るさなどを下げれば「焼き付き」を抑えることにつながるのか?
と聞かれればその通りですが、
有機ELの高い表現力も落ちてしまうので、痛し痒しですね。

私は今回、有機ELと液晶で迷いましたが
ゲームをしながら寝落ちしてしまった経験がありますし、
テレビをPCモニターとしても併用したい…という気持ちもあったので、
液晶を選択しました。

実際、有機ELの焼き付きってどれぐらい起こりやすいものなの?

その人の使い方次第なので何とも言えませんが、
例えば私の持っている
「PS VITA」は発売日に買って約10年経つわけですが、
全く焼き付きはありません。
(PS VITAは初期型のみ有機EL)

なので、画面を付けっぱなしで放置~みたいなことを頻繁にしなければ
問題はないのかもしれません。

「有機ELテレビの最新のものでも焼き付きは起こるのか?」
と聞かれれば
焼き付きが目立ってくるのは1~2年経った頃なので
「分からない」としか答えられません。

気になる方は、
価格コムやアマゾンレビューで
旧型ユーザーの声を確認してみると参考になると思います。

「焼き付き」が起きた場合、保証はあるの?

メーカーや販売店の保証内容を確認するほかありませんが、
大抵は「保証対象外」になっていると思います。

私も電気屋さんで購入時に相談しましたが、「対象外」というお話でした。
ただ、店員さん曰く
「有機ELテレビが1年も経たずに焼き付く…という事は稀です」
ということでした。
有機ELの特性について理解した上で使用していれば、
気にしすぎる必要は無いのかもしれません。

サイズの問題

最近は86型など非常に大きなテレビ・モニターも一般的になりました。
有機ELは液晶に比べるとその構造から薄くしやすく、
最近のものは非常に薄くなっています。

厚みがないのは嬉しいですが、
反面、その薄さから移動や設置の際には丁寧な扱いが求められ、
土台ではなく画面の上の方を持ってしまうと破損の原因になる事もあるようです。

ヤマト運輸が今年8月から有機ELテレビ・モニターの輸送は請け負わないと決めたのも
扱いが難しいからでしょう。
もしも中古で元箱が無い状態のものを買う際は、リスクを加味しておきましょう。
(配送業界の各社がヤマトの決定に続けば、大きな有機ELテレビは
フリマアプリやオークションなどで取引するのも難しくなるかもしれませんね)

また、
サイズ次第で視聴距離も変わって来ます。
具体的には、画面の高さの3倍が目安と言われています。
部屋の大きさによって考慮する必要がありますね。

映画ならば迫力のある大画面で見たいものですが、
画面全体の情報を一瞬で読み取ることが大事なゲームなんかでは、
視野に収まるサイズのテレビを買った方が良いでしょう。

PCモニター兼用で考えている場合は、あまり大きなモニターは向かないと思います。

どうして「55NANO91JNA」にしたの?

さて、前置きが長くなってしないました。

私の求めるテレビは
・PS5に対応したモデル
・焼き付きが怖いので「液晶」
・映り込みを避けたいので「アンチグレア」
・PCモニターとしても使いたいので、近距離でも全体が把握できる「50型以下」

となり、現時点でそれを満たすのは
LGの「49NANO86JNA」のみでした。

しかし、私はその49型より一つ大きなモデルの
「55NANO91JNA」を買いました。
これはサイズよりも「直下型LED」を優先したからです。
「49NANO86JNA」は残念ながら「エッジ型LED」なのですね。

サイズと画質のどちらを取るか、最後まで迷いましたが
有機ELをあきらめたので、せめて直下型にしようと決めました。

正直、LGってどうなの?

2020年10月現在、現実的な価格で
HDMI2.1の入力端子を持ったテレビを日本でリリースしているのはLGのみです。

なので、他メーカーのものを選べない状況なのですが
LGは個人的には結構いい加減なメーカーだと感じています。

例えば、私の使っているPCモニターの「43UD79T-B」は、
フリッカーフリー機能搭載を宣伝して売っておきながら、
販売後しばらくしてから
「ゴメン、やっぱりその機能付いてなかったわ~」
サラッとなかったことにしてしまいました。

HDMI2.1搭載の最新のCXシリーズについても、
当初は48GBpsを謳っていましたが、販売後しばらくして
「ゴメン、やっぱり最大40GBpsだったわ~」とサラッと言い放ちました。
(旧型は48GBps対応)

また、LGのサポート
「2.1に対応したHDMIポートを4つ搭載しています!」
と答えていたのに
「4つの内2つだけじゃん!」とユーザーに指摘されて後々修正したりしています。

…ということで、LGを敬遠する人がいるのもわかります(汗)
これから先も「ゴメン、間違ってたわ~」が起こる可能性は大いにありますし、
サポートが知識不足で間違った回答をよこす事も珍しくない…と思います。

他の大手メーカーはHDMI2.1に対応したテレビを出さないの?

おそらく来年頃からリリースされると思います。

実はソニーは海外では「Ready for PlayStation 5」という括りをつくり、
「X900H」というHDMI2.1対応のテレビを既に販売しています。
(PS5にはアップデートで対応予定とのこと)

そして、これの日本版が遠くないうちにリリースされるのでは?と予想されています。
また、PCモニター大手のASUSも近日中にHDMI2.1に対応したモニターを販売予定
だそうです。

LGのテレビはちょっと…という方は、
もう少し待てば選択肢が一気に広がるでしょう。

ただ、有機ELについてはパネルの製造はほぼすべてLGが担っており、
ソニーもパナソニックも東芝もLGのパネルを使った上で
独自機能を盛り込んで販売している状況です。

そう考えると、
国内メーカーと比べて安価で、パネルの製造元が作るテレビなら悪くないのでは?
とも思えてくるのではないでしょうか。

実際、大手メディアでも
LGの「48CXPJA」(販売中)
次世代ゲーム機に最も合った有機ELテレビとして紹介されています。

まとめ

現状PS5はまだ販売されておらず、
HDMI2.1に対応した出力機器はRTX3000シリーズのグラフィックボードぐらいです。

RTX3000シリーズのグラフィックボードから
「4k」「120fps」「VRR」「ALLM」「eARC」などを確認出来たモニターなら、
PS5も大丈夫だろう…という感じですね。

私はテレビの買い替えのタイミングから
「55NANO91JNA」を選択しましたが、
確実なものが欲しい人は来年まで待つのが賢いと思います。

どなたかの参考になれば幸いです!

★今回の記事制作にあたり、参考にさせて頂いたサイト様

「hidebusa放談」様https://hidebusa1.com/
「ねこのおしごと」様https://www.necojob.net/

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