VRoidのモデルをC4Dで使ってみる。

新年、明けましておめでとうございます!
今年もstudioヤクモレオをよろしくお願いします!

今年のお正月はVRoidを使ってみよう!と思っていたのですが、
子供が生まれたばかりで時間を確保出来なかったので
ひとまずVRoidのデフォルトモデル(男性)をCinema4D(C4D)に持って来ようと試してみました。

最初に

「VRoid」というのはPixivが提供している「VRoidstudio」というソフトウェア、
またはそのソフトで作ったモデルの事…をここでは指しています。

VRoidは特別な知識が無くとも、簡単にオリジナルの3Dモデルが制作できる便利なソフトウェアです。
漫画のデッサン人形代わりに使ったり、Vtuberのモデル制作に使ったり出来ます。

現状、アニメタッチの若くてスタイルの良い美男美女しか作れませんし服装も限られていますが、
髪型は自由自在ですし、テクスチャを自作する事で様々なバリエーションのキャラクターを制作する事が出来ます。
将来的に老若男女が作れるようになれば、PoserDazStudioのような存在になるかもしれませんね。

無償でダウンロードし利用する事が出来るので、試してみてはいかがでしょうか?
DLはこちら→

※VRoidは頻繁にバージョンのアップデートが繰り返されています。
新しいバージョンでは古いバージョンで作ったデータが開けない可能性があります。
「VRoid Hub」という、
自作モデルを投稿したり他の方が作ったモデルを閲覧やDL出来るサービスもあります。

モデルを持ってくるのはそんなに難しくなかった

結果、こんな風にCinema4Dに持ってくる事が出来ました。

表情を変えたりポーズをつけたりも出来ますし、
sketch&toon機能主線を加えてレンダリングする事も出来ました。
走っているモーションはmixamoを使っています。

モデルそのものを持ってくるのはそんなに難しくないのですが、
マテリアルやテクスチャ、レンダリングの設定
…特にsketch&toonを使ってイメージに近い主線を加えるのに試行錯誤しました。

年末に進めていたキャラクターアニメーション制作のお仕事で、
mixamoやsketch&toonを色々試したのが活かせた気がします。

丁寧な解説はそのうちやるかもしれませんが、
VRoidはまだベータ版ですし、
仕様変更もありそうなので今回はザックリとだけ説明します。

ザックリとした解説

VRoidは2019年1月5日現在、
直接FBXやobj形式で書き出す事が出来ません。

VRoidstudioでエクスポートしたVRMファイルをFBXなりに変換しないとC4Dには持って来れません。

方法としては
unity+プラグインを使って書き出すか、
blender+アドオンを使って書き出す
のどちらかかな?と思います。

unityは知識0から始めるには敷居が高そうに思ったので、私はblenderを使いました。

blender2.72ではアドオンが機能しなかったので、
現時点で最新安定版の2.79をインストールして別途ダウンロードしたアドオンを使ってFBXを書き出しました。

blenderのDLはこちら→

アドオンのDLはこちら→

VRoidstudioでエクスポートしておいたVRMファイルをアドオンをインストールしたblenderに読み込みます。

blenderユーザーの人はそのまま使えば良いのでしょうけれど、
私はblenderの知識はほぼ無いので、
blenderからFBXでエクスポートしてC4Dに読み込みました。

苦労したのは、
sketch&toon機能を使った際の違和感をなくす過程ぐらいでしょうか。

せっかくなので、
今度、ちゃんとモデルをデザインしてMVなどに使ってみようかなと思います!

sketch&toon+セルシェーダーでレンダリングしてみる。(2019年1月5日追記)

こちらはCinema4Dの機能、sketch&toonに加えてセルシェーダーを使ってレンダリングしてみたものです。

そして、静止画で書き出してみたものがこちら。
カラー漫画やモノクロ漫画にもそのまま使えてしまえそうですね…恐ろしい!(笑)

この画像は線や塗りを加えたり、整えたりはしていませんが、
少し手を加えれば更に違和感はなくなりそうです。
ネームが作れて、3Dソフトが使えれば誰でも漫画を描ける時代が来そうな予感…!(汗)

今後の課題(2019年3月6日追記)

mixamoのアニメーションをそのままVRoidのFBXに反映出来たらなあ…と思っています。

きっと何かしらのやり方があるんでしょうけれど…、
mixamoのリグとVRoidのリグは別物なので仕方ないのかもしれません。

mixamoから書き出したモデルを使うと当然表情などは変えられないので、
「mixamoのアニメーションを使いつつ、VRoidモデルの表情を変える」というのが出来たら嬉しいのですが、
それをしたかったらunityを使った方が早いのかも(汗)

いくつか表情を変えた状態で顔のテクスチャを書き出しておいて、
キーフレームでテクスチャを差し替える…という事なら出来ると思うので
そのうち試してみようと思います。

→その後、表情(ポーズモーフ)を維持して持ってくる事が出来ました!

映像、イラスト、漫画、コンテなどの制作、画像加工を承っております!→こちら

VRoidのモデルをC4Dで使ってみる。” に対して1件のコメントがあります。

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