渋谷の3Dモデルで動画を作ってみた。
ツイッターで話題になっていた、
「3dcel」様のサイトで公開されている、渋谷の街の3DモデルをDLして映像を作ってみました。
この渋谷の3Dモデルはhttps://3dcel.com/で配布されており、
こちらからDL出来ます。(S、M、Lと3サイズあります)
■動画を作ってみた。
前半5秒が「アニメ風に加工したもの」、後半5秒が「Cinema4Dで標準レンダリングしたもの」です。
※アニメ風に加工するご依頼などございましたら、ご連絡くださいませ!
■使い方
「使い方も何も、DLして展開(解凍)して読み込めばOKでしょ?」と思われるでしょうけれど、
Cinema4D初心者の方向けに、利用するまでの流れを載せておきます。
特に、「軸」に関するお話はいつかしたいと思っていたので良い機会となりました。
では、はじめましょう。
DLしたデータは展開(解凍)しておいてください。
まずは展開(解凍)した複数のOBJファイルのいずれかをインポートしましょう。
「マージ」→「開く」→OBJモデルを選択→マテリアルの「透過を反転」のチェックを外してOKを押します。
読み込んでも見当たりませんね。
ですがキチンと読み込めていて、ただ見えない場所にオブジェクトがあるだけです。
画像下の水色の矢印がある方向にオブジェクトはあります。
水色の矢印をクリックすると、オブジェクト付近に飛ぶのですが
まずは、最初にオブジェクトと軸の中心を合わせましょう。
「軸」とは、上記画像中央にある「赤、青、緑の矢印」のことです。
「メッシュ」→「軸を中心」→「軸を中心に」をクリックします。
更に「PSR0」…上記の画像のように座標の数値を打ち込みます。
これで、真ん中に黒い物体が現れます。
見た目上、キチンと見えるように角度を調整します。
私の場合R.Pを-90度でOKでした。
オブジェクトが真っ黒ですね。これではレンダリングしてもなにも見えません。
なぜ真っ黒なのかというと、マテリアルに何もテクスチャが貼られていないからです。
マテリアルをダブルクリックして該当のテクスチャを当てます。
※テクスチャはOBJファイルと同じ場所にあります。
無事、渋谷のテクスチャが貼られました!
…が、まだ軸の向きがおかしいですね。
「メッシュ」→「軸を中心」→「軸ツール」をクリックします。
以下のようなウィンドウが現れるので…
アクション…「親を」
整列にチェックを入れる。
軸…「全て」
整列…「ワールド」
「位置」と「角度」にチェックを入れて「実行」をクリック。
軸の位置が正確になりました!
この「軸の操作」は3Dモデルを購入したり、フリーのものをDLした際にも頼る事になると思うので
覚えておくと良いでしょう。
あとは、「ライト」を加えて、「環境照明」にチェックを入れればひとまず見やすくなります。
見やすくなりましたね。
「環境照明」は影を発生させずに全体を明るく照らす事が出来ます。
リアルではないかもしれませんが、見やすい絵が欲しい場合に重宝します。
プレビューでは粗いですが、レンダリングしてみると…
こんな風に綺麗になります。
画像に入っている透かしは私が入れたものです。理由はこのモデルが
「クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス(CC-BY)に基づいて公開」されているからで、
利用規約に沿って扱う必要があるからです。
ざっと調べてみましたが、使用の際は分かりやすく出自の記載が必要なようです。
詳しくは→こちら
私はDL先を載せましたが、判断は各自で行ってください。
■有名な場所をレンダリングしてみる。
・渋谷の交差点(フォントで隠れておりますが109ビルもここにあります)
・TSUTAYAやサロンパスの看板のあるところ
・動画で使った角度
若干粗いですが、遠めの背景として使う分には十分でしょう。ありがたいですね!
ただ、「Lサイズ」でもアップで使うのはちょっと難しいかもしれません。
ちなみに、Cinema4Dの機能の一つ、「sketch&toon」を用いたレンダリングをしようとすると
非常に時間がかかるので、覚悟が必要です(笑)
利用規約に沿ってお使い下さい。
■宣伝
渋谷の画像も含め、漫画やイラスト、動画、ゲームなどに利用可能なイラスト風素材、水彩風素材を配布・販売しております。
よろしければ、是非ご利用くださいませ!(※こちらは3dcel様とは無関係です)
単品はCelsys様の素材サイト「ASSETS」から
セットはBOOTHから
映像、イラスト、漫画、コンテなどの制作、画像加工を承っております!→こちら