Cinema4DのMSAをちょっぴりお得に更新する
今年のCinema4Dの「MSA(Maxonサービス契約)」更新を
ちょっぴりお得に出来たのでその方法を書きます。
□MSAについて
■MSAってなに?
MSAは「MAXON Service Agreement」の略です。
日本では、Maxonサービス契約と呼ばれています。
契約を結ぶと様々なメリットがあります。
■MSAのメリットとは?
①最新バージョンのソフトを送って貰える
Cinema4Dの最新版がリリースと同時に送られてきます。
パッケージで届きますが、DLも可能です。
MSA契約をせずににアップグレードで最新版を購入するよりも安価なのでお得です。
※最下部に追記あり R20からUSBパッケージの送付はなくなり、DLのみとなりました。
②チュートリアルの無償提供
MSAに入っているユーザーだけが閲覧できる専用サイトや、
MSAに入っているユーザーだけが
無償でDL出来るスクリプトやプラグインの配布サイト(Cineversity)が利用できます。
③素材集やプラグインの優待販売
素材集やプラグインが優待価格で購入できます。
④優待価格でトレーニングが受講出来る
品川で行われているトレーニング講座を優待価格で受講できます。
詳細はこちらをご覧下さい。
⑤テクニカルサポート(メール)
より手厚いサポートが受けられます…どれだけ差があるのかは分かりません(笑)
⑥最大2台のコンピュータにインストール出来る。
本来は1台しかインストール出来ませんが、2台にインストール出来ます。
サブPCに入れておいたり、新しいPCに移行する時には便利ですね。
ちなみに、同時起動は不可となっています。
個人的には、
①は鉄板として、
②が大きいです。
「Cineversity」のスクリプトやプラグイン、チュートリアルは便利なものが多いです。
「Cineversity」はMSAに入っていない方でも利用可能ですが、
初年度は約3万円、その後も一年利用のたびに1万円かかります。
MSAに入っておけば無償で利用可能です。
■MSAの価格
R19の場合、以下+税金となります。
Studio \80,000
Visualize \52,000
4D Broadcast \42,000
4D Prime \25,000
BodyPaint 3D \28,000
私の場合は、Studioユーザーなので
今年は86400円かかるわけです。
なかなかの金額です…ちょっとでもお得に更新したいものです。
□MSAをお得に更新する
■MSAは家電量販店で購入できる
さて、ここからが本題です。
Cinema4Dは家電量販店でも購入できます。
購入と同時に加入できる、MSAも購入可能です。
そして、MSAの単品購入も可能です。
MSAを家電量販店で買えば場所によっては10%がポイント還元されます!
私の場合、86400円なので8640円です。
なかなかの額ですよね。最新ゲームが一本買えます(笑)
ちなみに今回はヨドバシカメラさんで買いました。
■MSA購入の流れ
・①ハガキの確認
Cinema4Dを購入してMSA契約をしていると、
更新時期にハガキが届きます。
そのハガキにシリアル番号とバージョンが記載されています。
※記載のシリアル番号は冒頭11桁のみなので、仮に第三者に知られても大きな問題はありません。
・②ヨドバシカメラの「お問い合わせ窓口のご案内」に問い合わせる
こちらから問い合わせします。その際にシリアル番号とバージョンを記載しておくとスムーズです。
※私は一番上のお問い合わせフォームから問い合わせましたが、
3つ目の各店舗からの方が良いかもしれません。
・③ヨドバシカメラから連絡を貰い、店舗に向う。
私の場合はお電話を頂きました。
申請書記載の為には実店舗に向う必要があるため、
②では最寄のヨドバシカメラに問い合わせした方が良いと思います。
私は、
住所から一番近いという理由で
「さいたま新都心駅前店」からご連絡を頂きましたが、結構遠くて大変でした。
それでも連絡をくれた店員さんが丁寧に対応してくれたので、さいたま新都心駅前店に行きました(笑)
メール添付などでPDFをもらう形で出来たら良かったのですが、
私の場合は「それは出来ない」と言われました。
・④店舗で申込書を書く。
ヨドバシカメラのインフォメーションで
「Cinema4DのMSA更新の件で~」と聞くと、
ポカ~ンな対応をされてしまったので(笑)
PCソフトウェア販売コーナーの店員さんを尋ねて対応して貰いました。
電話をくれた方がいたので、その後はスムーズでした。
申込書を書いてお金を払い、無事ポイントを貰えました!
・⑤MSAの書類が自宅に届く
MAXONからヨドバシカメラを経由してMSAの書類が送られてきます。
私の場合は、ヨドバシカメラからの送料はサービスして貰ったようです。
状況によっては送料が必要になるかもしれないので、
やはり最寄の店舗でお願いした方が良いと思います。
■Cineversityの利用方法
ちなみに、「Cineversity」はすぐには利用できません。
無償で利用する為のクーポンがMSA契約者に送られてくるので、
そのクーポンをCineversityのサイトで入力することで、1年間利用できるようになります。
※2018年9月7日追記
Cineversityのクーポンは毎年9月下旬ごろにメールで届きます。
■MSA料金から見る3Dソフト選び
MSA料金を毎年8万円払う…と考えると、
3ds MaxやMayaと比べてどうなの?…と、どうしても考えちゃいますよね。
Cinema4Dのいいところの一つに、
「サブスクリプションではなく買い切り」なところもあると思います。
1度買えばずっと使えるのです。
3ds MaxやMayaだと、今はサブスクリプション契約のみなので、
毎年24万払って借りるような形になります。
Cinema4Dだと8万で済む!
…と考えると安価な気もしますが、
Cinema4Dの購入時に40万近く払うので、
同時にMSAも契約すると3ds MaxやMayaを2年使える額となります。
とはいえ、Cinema4Dは年に何回かセールしますし
セールのタイミングでCinema4D+MSAを買えば30万ちょっと、
学生版ユーザーからのアップグレードなら、破格なぐらい安く買えます。
■Cinema4Dもサブスクリプション契約になるかも!?
2018年7月にドイツのMAXONが買収されて、
創業時からの経営者のトップ3人は相談役という立場になりました。
今は、adobeで活躍してきた方が指揮をとっているとのことで、
「サブスクリプション契約になるかも!?」とか
「Adobe Creative CloudにCinema4Dが含まれるのでは?」とか噂されています。
そうなると、
大金出して購入した身としては複雑です(汗)
とはいえ、Cinema4Dの強みはadobeソフトとの連携でもあるので、
そこで存在感を出せれば3Dソフトとして安泰な気もします。
3ds MaxやMayaの存在に加え、
無償のBlenderが一大勢力になっていたり、
映像もUnityやUnreal Engineで制作されるケースも増えて来ました。
今後どうなっていくのか…。
個人的にはひとまず、Cinema4D R20以降では
3ds MaxとMaya用の有名なプラグイン「pencil+」が不要になるぐらい、
「sketch&toon」機能が強化されると嬉しいです(笑)
それでは、長文失礼しました!
■追記(2018年8月4日)
8月3日に「MAXONユーザーミーティング」という催しがあり、R20について新機能の説明などがありました!
その中で、
「今後はUSB送付によるアップグレードは行われず、DLのみとなります」
というアナウンスがありました。
USBによるアップデートは有料にて対応…との事で、
新バージョンのDLは「ePortfolio」を経由して行われるそうです。
ユーザー登録した皆さんは、
英文で送られてくる「ePortfolio」の案内を、
迷惑メールの類と勘違いせずに、確認、登録しておきましょう!
MSAに入るだけでは最新版は手に入らないのでご注意ください!
映像、イラスト、漫画、コンテなどの制作、画像加工を承っております!→こちら