Neat Videoを使ってみる。

前回は
「実写映像をイラスト風アニメーション」に加工する
という記事を書きました。

今回は、その続き…ではあるのですが
映像全般に関係している、「ノイズ」「フリッカー」についてのお話です。

動画ならではの問題

前回の記事で
「映像のイラスト風加工の流れ」を解説しましたが、
動画ならではの問題が一つあります。

前回の作例ではあまり目立ちませんでしたが、
この動画を見てもらうと、実写映像からの加工後に
多くの箇所にノイズが発生しているのが分かると思います。

せっかくイラスト風に加工しても、
これでは作品に用いるのは厳しそうです。

何故ノイズが出るの?

加工によって何故、こういったものが発生するのか…簡単にいえば、
「色調補正をすればするほど、デジタル画像や映像は劣化していく」からでしょうか。

イラスト風の加工自体、
コントラストや彩度などを変えて、画像や映像を意図的に劣化させる作業…とも言えるので、
ノイズ対策はセットのようなものかもしれません。

この記事では、
動いた時に意図せず画面のどこかで発生する
「チラチラ」、「チカチカ」、「パカパカ」
線や色が暴れる現象をまとめて「ノイズ」と呼ぶことにします。

さて、このノイズを抑えるにはどうすれば良いのでしょうか?
そう考えて私が購入したのが
AfterEffects用の「Neat Video」というプラグインです。

Neat Videoってなに?

翻訳すると「きちんとしたビデオ」です。

Neat Videoは、
映像制作者の中では人気のあるプラグインで、
ノイズやフリッカー除去に使われます。

AfterEffects版以外にも、
様々なホストアプリに対応したバージョンが売られています。

Ae版は「Pro版」「通常版」がありますが、
お仕事で使うならPro版一択、
趣味でも広告収入の発生するyoutubeなどに投稿する場合は
Pro版ライセンスを買っておいた方が間違いないでしょう。

・国内代理店(Pro版のみ販売)
https://flashbackj.com/product/neat-video-pro
18700円

・海外本家
https://www.neatvideo.com/
通常版$74.90(約8014円)
Pro版$129.90(約13899円)
※ドル円は2019年10月4日時点で計算

・通常版には以下の制限があります
最大フィルターフレームサイズが1920×1080に限定
商用利用ライセンスなし
2つ以上のGPUを同時に使用する機能なし

効果の程は?

簡単な検証動画を作ってみました。


※ご注意! Youtubeの再生画面サイズや解像度が低いと差が分かりづらいので、出来れば大きな画面で確認してください。

・歯車の動画
Cinema4Dのsketch&toon機能で発生した線のちらつきです。
前半がNeat Video無し、後半が有りです。
完璧ではありませんが効果が出ています。

・線画抽出した動画
前回の記事で扱った、
実写映像を線画抽出したものです。
こちらも同様にNeat Video有りと無しで効果が出ています。

・ラピュタもどきの動画
こちらもCinema4Dで作った動画です。
そのままでは「建物の黄色の部分」や、「下の半球部分」などが
動きながらチラついていますが、
Neat Video適用後にはある程度抑える事ができています。
※再生ウィンドウのサイズが小さいと「有り」の方もちらついて見える可能性がございます。

・空撮(イラスト風加工)動画
フリッカー(画面全体の明滅)の除去具合が分かります。
Neat Video無しのものは時折、画面全体がチラチラ光りますが、
Neat Video有りのものはそれが目立たなくなっております。

この4つの例では、
Neat Videoの効果が発揮されたと言えそうです。

冒頭の動画に使ってみる

さて、冒頭の動画にも使ってみましょう。
結果は…

おお、見事にノイズは目立たなくなりましたね!
素晴らしい!なんという神プラグイン!

…となれば良いのですが、残念ながらそう上手くはいきません。

全体的なノイズは大きく抑えられましたが、
走っている車を見てみると、副作用?が出ているのが分かります。

上の画像は左が適用前で右が適用後ですが、
適用後には車の前後にブラー…残像のようなものが入っています。
高速で動いている車程、強く残像が出ている印象ですね。

Neat Videoによるノイズ除去の一つの特徴なのかもしれません。
この残像を減らすには
パラメーターを操作すれば良いのですが、そうするとノイズもまた現れはじめます。

つまり、
ノイズ除去と残像とのバランスを考慮して、落とし所を見つける必要がありそうです。
(現状、私の理解が足りないだけかもしれませんが)

最終的にどうなったの?

…で、冒頭の動画は試行錯誤の末、最終的にはこんな感じに落ち着きました。
ひとまずはこれでOKとします(笑)

プラグインの具体的な使い方などは、もう少し理解が進んだら改めて記事したいと思います。

どなたかの参考になりましたら幸いです!

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