2020年最初の記事は「ロゴアニメーション作例集４」です!

「また作例集ネタかい！」
…と言われてしまいそうですが、
作例集1が3年前、2が9ヶ月前、3が3ヶ月前、そして今回の作例集4…と、どんどん間隔が狭まっているんですね。
つまり、それだけご依頼が増えているというわけです。ありがたい！
Cinema4Dを覚えてよかった（笑）

□ロゴアニメーション作例集４

…という事でロゴアニメーション作例集4のご紹介です。

ホームページやココナラでご依頼頂いた案件をまとめたものになります。
ロゴアニメーションやYoutubeチャンネルのオープニング、エンディング制作を検討している方の参考になれば幸いです。

ご依頼やご相談は→こちら！

■1.Studioヤクモレオ　ロゴアニメーション

この森の映像は実写ではなく、「Twinmotion」という3Dソフトで作っています。
昨年、一時的な無償化を発表して話題になったソフトですが…はい、非常にヤバイです。

最終的な映像はAfterEffects（以下Ae）で手を加えているものの、
元の映像の制作にかかったのはわずか10分程。
元映像とイラスト風に加工した映像の比較動画がこちらです。

元々30万円近いお値段のソフトだったというのも納得で、とても使いやすいです。
漫画家やイラストレーターさんは使い方を覚えておくと、助けて貰える機会も多いのではないでしょうか。

先日のVIDEO COPILOT LIVE 2019で話題になった、
植生プラグインの「Forester」や地形生成ソフトの「WorldCreator」を用いて
Cinema4D（以下C4D）で作りたい気持ちはありますが、
ポンと買えるお値段でもないので、しばらくはこの「Twinmotion」で頑張ります(笑)

ちなみに、元映像からイラストっぽい映像に加工する流れは
→こちらで解説しています。

■2.作例集4のロゴアニメーション

バックの六角形のオブジェクトはC4Dで制作し、
外部レンダラーの「Octane Render」でレンダリングしてAeで仕上げています。
私はC4Dを購入して5年になりますが、外部レンダラーをちゃんと使い始めたのはここ2ヶ月程だったりします。遅い！(汗)

画面が乱れて引き伸ばされる演出はAeプラグインの「Ae Pixel Sorter2」を使っています。

■3.「まるらいぶらりー」様（オープニング）

様々な書籍を紹介するYoutubeチャンネルという事で、本をモチーフにしています。
「空」にこだわりたい…というご相談で、はじめて「Twinmotion」を実戦投入した案件でした。

お客さんのご要望から、尺も長めで演出のネタ的にも豊富なので
そのうちこのブログでチュートリアル的な記事をやるかも？しれません。

■4.「パンドラの希望」様

YouTubeで人気を集めている、
「漫画動画チャンネル」を運営されているお客様からのご依頼で、オープニング映像を制作させて頂きました。

お預かりしたイラストに描かれていた「箱」をC4Dでモデリングして、
パカっと開くアニメーションを付けました。
女の子は困り顔ですが、スカッとするお話が中心ということなので楽しげな雰囲気が伝わったら嬉しいです。

■5.「Berlumaan Channel」様

競走馬の馬主様が、馬に関する情報を中心に発信していくYoutubeチャンネルということで、
このようなオープニング映像に仕上げました。

元々、馬のアニメーションはカラーで作っていたのですが
お客様の方で実写映像を重ねる場合に見辛くなってしまうなあ…と感じたのでシルエットにしました。
（ロゴアニメーションの納品形式はMP4とAVIアルファで、バックの映像は任意で差し替えられるようになっています）

地味に大変だったのはBGMで、
「個性のあるリッチな雰囲気の動画」というご要望に応えられるサウンドってどんなだろう？と悩みました。

そして、リッチな演出と言えばパーティクルが定番ですが
今回はAeの「particular」ではなく、C4Dプラグインの「X-particles」で文字から発生するように制作しました。

■6.「バジトーク」様

Lineのトーク画面の様な演出で物語を展開していくYoutubeチャンネルのオープニング映像…という事で
このような演出となりました。

「オシャレでモダンな雰囲気で〜」というご要望で頭を抱えましたが、ご満足頂けてホッとしたのを覚えています。
バックのフキダシのアニメーションはAeで作っています。

このロゴに用いたフォントは「数式フォント」という名前で、とにかく人気が高いですね。

■7.「SOUJI-Do」様

掃除についての情報を発信するYoutubeチャンネル様のオープニング映像。
冒頭の4つの立方体のアニメーションは、
お預かりしたロゴを元に掃除機の様に進んだ先から綺麗になっていく…というイメージで作りました。

ロゴ周りのドットは、むらしん様の「M’sハーフトーン」というプラグインを使っています。
ポップな雰囲気を出したい時に頼る事が多いです。

■8.「不屈の物販CH」様

商品を紹介するYoutubeチャンネルのオープニング映像の制作依頼でした。
お預かりしたロゴをどう活かそうか？と悩みました。
バックのドットの格子を含め四角形で構成されているものが多かったので、演出もそれに倣いました。

冒頭の太陽がボンヤリ光っている演出は、
Aeプラグインの「DeepGrow」を使うとアニメーション時にパカついてしまったので、「RealGrow」を用いました。
DeepGrowはRealGrowの後継と言われていますが、得手不得手があるのかもしれません。

■9.「人間観察ライブラリー」様

漫画動画チャンネルのオープニング映像制作のご依頼。
ロゴもキャラクターイラストもクオリティが高く、音楽もお客様がご用意してくれたのでサラリと出来上がりました。

「人間観察」ということで、バックは通りを行き交う人々をイメージした動画を配置しています。

■10.「KPC」様

 

京都府でピアノの調律、メンテナンスをされている会社様のご依頼で制作しました。

ロゴはお預かりしたものなのですが、
音叉やチューニングハンマーなど、調律用のアイテムがさりげなくロゴの文字の中に隠されていて
クオリティの高いロゴだなあと感動したのを覚えています。

それを活かす為、
冒頭は調律の道具のシルエットのみを表示させて、徐々に文字や他の要素が浮かび上がる様に演出しました。
その演出はご依頼主様にも非常に好評を頂けて嬉しかったです。

■11.「アネモネRegret」様

「パンドラの希望」の姉妹チャンネル様。
こちらは感動系のストーリーが中心との事で、涙をイメージした演出になっています。

女の子のイラストと効果音のみをお預かりして、
お伝え頂いた文字列からロゴアニメーションを制作しました。

「滴の落ちる効果音」に合わせての制作の為、尺が短く演出に悩んだのですが
Aeの標準エフェクト「波紋」がシンプルにハマってくれました。

■12.「秋山住研の家」様

健康住宅を扱う企業様。
「深呼吸する家」がテーマで、呼吸・風・自然といったイメージで制作させて頂きました。

ロゴの「花の茎」に見える部分は「家の中と外の空気の流れ」を表現している部分でもあります。
自然も住宅も同じ流れの中にある…といったイメージで、半時計周りにロゴが構成されていくアニメーションに仕上げました。
小さいながら、羽ばたいて止まる小鳥のシルエットアニメーションは気に入っています（笑）

最後に葉っぱが揺れているのは、
過去にブログ記事でも紹介したAeの神プラグイン「AutoSway」を使っています。
過去の記事は→こちら

■13.「神使さん」様

Vtuber様のチャンネルです。
女の子とマスコットキャラクターのイラスト、鳥居の絵素材、音楽、文字ロゴをお預かりして制作しました。
短いサウンドの中に女の子の全身とマスコットキャラをどう登場させようか悩んだ記憶があります。

女の子が粒子になって消えていく演出はAeプラグインの「Form」を使っています。
神々しい後光の様な演出は「Shine」です。今回の作例集では頻繁にお世話になってますね。

■14.まるらいぶらりー様（エンディング）

「まるらいぶらりー様（オープニング）」と対になる様に作ったエンディング映像です。
「Twinmotion」は構築したシーンの時刻を簡単に変えられるので助かります。

□最後に

今回はYoutubeチャンネルのオープニング制作のご依頼が非常に多かったですね。
また、「5秒以内で作って欲しい」というご要望も印象に残っています。

オープニング映像は視聴者を惹きつける道具としては大変重要ですが、
初見は物珍しくとも、毎回同じオープニングやエンディングを見る視聴者のことを考えると
長い映像だと飽きて見てくれなくなったり、飛ばしてしまう可能性も出てくるわけです。
用途や目的に応じて魅せ方や尺を考える必要がありますね。

さて、今回の作例集に収録されている映像はほとんど2019年に作ったものなので
2020年はもう一歩高いレベルに行きたいところです。
安価に提供している為、作業量や作業時間との兼ね合いもあって難しいところですが
頑張ります（笑）

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