ロゴアニメーション作例集5を作りました。

今回も「Cinema4D」（以降C4Dと表記)と
「AfterEffects」（以降Aeと表記)でほぼ全て作っています。
今回もご紹介と、制作にあたっての誰得な解説をしたいと思います。

■ロゴアニメーション作例集5

動画はこちらです！

簡単に解説していきたいと思います。

■オープニング動画

青い猫は3枚のイラストを「illustrator」でパス化し、
C4Dに読み込み、スプラインをそれぞれ一体化させてから
「ポーズモーフタグ」と「モーフデフォーマ」を使って、時間とともに変形する様に設定しています。
3つのスプラインの頂点数が揃っていないと綺麗に変形してくれないので、そこが難しいところです。
青い粒子はC4Dの機能拡張（プラグイン）、「X-particles」で動きを作って合わせています。
この動きはGreyscalegorillaの有料トレーニング「X-particles Trainiing」で学びました。

■「ミルミルJAPAN」様

Youtubeで漫画を公開されている人気のチャンネルです。

この映像の冒頭部分は有名な「UNIVERSAL」のオープニング映像をイメージしています。
C4Dのボロノイ分割を使って、ロゴを割っているのですが
これは「Jの形がトンカチのような形状に見えた」のと
「金属っぽいマテリアルから本来のポップなロゴに移行するアニメーション」として
面白いと思ったからです。
最後に「ミルミル」ということで、目をくるりと回しています（笑）

■「漫画ぷらーざ」様

こちらも、Youtubeで漫画を公開されている人気のチャンネルです。

ロゴの形状や色使いのセンスが良く、バッチリ決まっているのもあって
特殊な演出はあまり付けておりません。
細かいですが、ペンを左右に動かしたところぐらいでしょうか。
ドットの部分はAeプラグインの「m’s Halftone」を使っています。
ポップな映像では使いどころが多くて助かるプラグインです。
バックの集中線のような演出はAeの「Sweet」か「AeJuice」だと思います。

■「獣化配信」様

女の子が主人公のケモノモチーフの漫画動画作品。
…ということで、アニメーションも「可愛い感じ」にして欲しいというご依頼でした。

冒頭に少しだけ出てくるフラスコと液体はC4DとX-particlesで作っており、
動きがリアルになりすぎない様に調整しています。
X-particlesの流体はそのままではドロドロに見えてしまうので、
サラサラに見せるために「Open VDB Mesher」の「General」→「Filters」の組み合わせを色々検討しました。

■「SOUND MAISON」（ブランド名）

 

「SOUND MAISON」とは、鉄筋コンクリート防音賃貸マンションのブランド名だそうです。
昨今、Youtuberや歌ってみた、音楽制作、演奏など様々なクリエイターが活動しています。
部屋の中で大きな音を出したいけど、一般的なアパートでは出す事が難しい。
そういったニーズに答えるマンションというお話でした。

アニメーションでは、マンションの壁をイメージしたマテリアルで文字を作り、
様々なクリエイターが作り出す音色を「Wave」として表現し、
文字に沿って動かしています。
それらの音、すべて受けとめてシンプルなロゴに落ち着く…という感じです。

■「BlueGardenLibrary」様

ホラー系の漫画動画のOP映像ということで、
サウンドもアニメーションの雰囲気もそれに合わせています。

文字のアニメーションは蝙蝠っぽい動きになっていますね。
光の筋はAeプラグインの「Shine」です。
蝙蝠の羽はシンプルにレイヤーを分けてパタパタさせてます。
ラストの演出は「RedGiant Universe」を使っています。
最後にドキッとして貰えたら（笑）

■「TEMPIO」（ブランド名）

「TEMPIO」はイタリア語で寺院という意味です。
ご依頼主様は鉄筋コンクリート建築を専門で扱う建築設計事務所様で、
こちらは「石のようにただ存在し続ける建築」をイメージしたブランド名とのお話でした。

動画はローマで2000年以上前にコンクリート建築が作られた「パンテオン神殿」をモチーフにしており、
「積み上げたコンクリートによって文字が作られていくロゴアニメーション」 に仕上げました。
文字のマテリアルもパンテオン神殿をイメージしています。
最後に光る演出はAeプラグインの「DeepGlow」を使っています。

■「こども職人チャンネル」様

子供が料理をしたり、掃除や洗濯をしたり、
いろんなことにチャレンジしていくyoutubeチャンネルというお話でした。

3～12歳が対象ということでしたので、
身の回りにある生活家電や道具がチャンネル名に変わっていく…という演出にしました。
文字に変わる前の道具の配置に悩んだ記憶があります（笑）
レンダラーは「Redshift」を使っています。

■「洗脳的教育からの解放チャンネル」様

タイトルに「洗脳」とあってドキッとしますが、
起業やプログラミングについてのチャンネルというお話でした。
バラエティやクイズ番組を彷彿とさせる、シンプルで視認性の良いロゴですね。
これもAeプラグインの「Shine」や「DeepGlow」を使っていますが、効果がハマったように思います。

■「確定申告終わった」

確定申告書類の提出が終わった時に嬉しくて勢いで作ったものです。
ツイッターで投稿したところ、尊敬していた映像制作者さんがフォローしてくれたので
私の中で思い出深かったり。

波はC4Dユーザーにはおなじみの「Hot4D」ですね。
X-particlesのユーザーでしたら「xpOcean」でもほぼ同じことが出来ます。

■「廣瀬製紙」様

「機能紙」の制作を手掛ける、廣瀬製紙様のロゴアニメーションです。
このアニメーションは結果的に使われることはなかったのですが、
過去の作例として紹介させて頂いております。
動画は「紙」を貼り合わせて文字が出来ていく、というイメージですね。

■「Re_Life Style」様

「Re_Life Style」は新しい生活スタイル、価値観を日本から創造し世界へ発信していきたい
…というメッセージが込められている社名とのことです。

似顔絵キャラクターアニメーションのご依頼を頂いた際に
動画の冒頭用に作ったロゴアニメーションなので、
キャラクターアニメーションとバランスをとって、結構シンプルめに作っています。
バックの森はCinema4Dの機能拡張「Forester」を使っています。

■「Studio ヤクモレオ」

以前書いたブログ記事、
『Aeプラグイン「ThiccStroke」を使ってみる。』で作例として作ったものです。
ちなみにThiccStrokeはAeの無償プラグインです。使い方などの詳細は記事をご覧くださいませ。

■「バシャ馬弁護士モリトの法律相談」様

※ここから似顔絵キャラクターアニメーションの作例となります。

現役弁護士である、モリト様のチャンネルです。

猫はモリト様の愛猫で、「DazStudio」というソフトで用意しています。
「aniblock（アニメーションの単位）」毎にFBXで書き出して、
Cinema4Dに読み込み、「モーションクリップ」機能でつなぎ合わせてアニメーションさせています。
「猫が登場しないバージョン」も合わせて納品したのですが、
猫アリ版を使ってくれていて、猫好きとしては嬉しいですね（笑）

■「美美の簡単中国語」様

日本人に合った中国語の習得法を伝えてくれるチャンネルです。
「白地にピンクの花が描かれたチャイナ服」と「紫の靴」はご依頼主様の希望でした。
バックもそれに合わせて作っています。
似顔絵キャラクターアニメーションは、
「似顔絵はイラスト」で「体は3D」の組み合わせで作っていますが、
この動画では髪の毛のポニーテールも3Dで作っています。

■「TAIGA UEHIRA」様

書道家の上平泰雅様の運営するチャンネルです。
字を綺麗に書くための改善法や、書道パフォーマンスの動画などを公開してくれています。
上平様は「似顔絵キャラクターアニメーション」のサービスを始めて、
最初のお客様でした。
「似顔絵キャラクターアニメーション」はアニメーションの連番画像もお渡ししているのですが、
それらの画像を動画の中や、アイコンなどに巧みに使ってくれていて、とても嬉しく思っています。

■ご注意

「作例集の動画」と「お客様が配信している動画」は一部変わっている可能性があります。

Studioヤクモレオでは、
「ロゴアニメーションのみのAVIアルファ動画」（背景が透明なもの）と
パターンとして「背景映像を加えた動画」を納品しております。
案件によってはサウンドも複数パターン納品しております。

なので、お客様の手により演出や背景、サウンド、音声など手が加わっている可能性がございます。

また、映像の公開に当たりまして
ご依頼時、またはサービス購入時にお客様に
「お仕事の実績や過去の作例として紹介させて頂く可能性がございます」 と了承を得ております。

■まとめ

今回も長文となってしまいました。

ロゴアニメーションの制作や、YoutubeチャンネルのOP、ED、
ご自身の似顔絵アニメーションなどに興味がある方は、是非ご相談くださいませ。

お問い合わせは　→こちら　です！
ロゴアニメーション制作サービスの詳細は　→こちら　です！
似顔絵キャラクターアニメーション制作サービスの詳細は　→こちら　です！

※ちなみにココナラなどの「スキルマーケット経由」でご依頼いただきますと、
「スキルマーケット運営の取り分（手数料）」が発生するため、
直接ご依頼いただいた方が3割ほど安価に制作可能です。

どうぞよろしくお願いいたします！