ココナラがルール改定だって。
スキルのフリーマーケット「ココナラ」。
最近、変更が多いです。
先日の出品者ランク制度に続き、
本日は「ルール改定」がありました。
詳しくはこちら。
https://coconala.com/pages/guide_rule
■要約すると?
1.スピリチュアル系や霊感商法、ねずみ講などに関係するサービスの出品停止
2.サービスを購入することで何らかの効果が発生することを、購入者に期待させる可能性が高い表現の制限。
嘘や大げさな表示など購入者をだますような表示の制限。
3.ココナラ外での「直接取引」禁止。
プロフィールやDM・トークルーム・納品物のPDF内等で、外部での直接取引をもちかける、もしくはそれに応じる行為の禁止。
次回以降の取引を外部で行うように持ちかける行為の禁止。
などなど…まあ、納得出来る内容ではありますね。
規模が大きくなるにつれて健全化が図られているのでしょう。
■どう影響するか?
1、2はココナラを躍進させた大きな要素でもありますが、仕方ないですね。
ココナラを代表するサービスでもあった「占い」がどうなるのかは不明ですが、私にはあまり関係なさそうです。
3つ目の外部での取引についてが私にとっては一番大きいですね。
ココナラ運営としては3つ目は「ルール改定ではない」としていますが、
個人的には、これまでオブラートに包んできた部分をより明確にさせたという印象です。
今までも露骨な営業や宣伝は問題になっていましたが、
それでもココナラ運営から送られてきた宣伝メールやアンケートを読むと、
本業に繋げる為の足掛かり的な立ち位置としての利用は黙認されている印象でした。
黎明期の「誰でも最初は500円のワンコインからはじめなければいけない場所」だった頃は
そんなに問題視していなかったのかもしれません。
それだけココナラが注目を集める、魅力的な場所になった…とも言えます。
私のように半分宣伝目的でココナラを利用していた人間にとっては釘を刺された感もありますが、
出来る事といえば、アカウント名で検索してもらえれば見つかる名前に変えたり
プロフィールに記載可能なホームページの存在に気付いて下さい!
…っと願うぐらいでしょうか(笑)
■制作カテゴリの難しさ
私は制作カテゴリをメインに出品していますが、
制作カテゴリは
「真面目にサービスを提供している人程、割が合わないカテゴリ」だと思います。
例えばココナラで一番出品者の多い
イラストカテゴリ(サービス価格500円~5000円が多い)ですが、
依頼されてイラストを一枚描くには、
「制作の為の労力と時間」だけでなく、
「相手の要望を理解する為の打ち合わせ時間や、ラフ制作に費やす労力」も必要です。
加えて、「修正時間に費やす労力と時間」もあるので、
ほとんどの人が最低時給以下で、かつ約3割の手数料を引かれて
「イラストを描くのが好きだからやっている」という状況だと思います。
「自分が好きな事だから安くてもやりたい」
外野がこれに文句をつける理由はありません。チャンスであればやった方が良い時もあります。
が、逆に「そういう気持ちを利用して儲けようとする人達もいる」というのも事実で、
難しいなあ…と思っています。
■ココナラとココナラPRO
ここ最近のココナラのテコ入れを見ると、運営は
ココナラ「でも」活躍出来る人より、
ココナラ「なら」活躍出来る人をメインにしたいのかしら?…という印象も受けます。
ココナラ「でも」活躍出来る人は
「ココナラPRO」に登録して「PRO」として活動して欲しい…という事なのかもしれませんね。
■総括
前回も書きましたが、
今後、制作カテゴリは今まで以上に修行中の人やお小遣い稼ぎの学生さんメインになっていく気がします。
既に実力十分な人の場合、その能力を全力で発揮するようなサービスは減っていく…または
ココナラPROを含む、他の場所で注力するケースが増えるのではないでしょうか。
とはいえ、例えば前述のイラストカテゴリに出品している方々にしても
ココナラで安価な依頼を受けて更に3割の手数料を運営に払うより、
・好きなものを好きに描いてSNSなどに投稿して評価を高め、価値を理解してくれる人から直接依頼を受ける
・手数料1割程の「メルカリ」や「ヤフオク」で依頼を受ける
方がメリットがあるんじゃないか?とも思えてきました。
ココナラを使うメリットは
金銭のやり取りや安全面がありますが、
トラブルの際にも基本的に運営は
「双方の話し合いで解決して下さい」としか言ってくれません。
例えば納品後、購入者に「やっぱり要らない」と言われた場合
出品側はキャンセルを受け入れると骨折り損の草臥儲けですし、
仕事した分の対価は貰うべく、クローズすると低評価を付けられる可能性があります。
また、キャンセルとなれば「納品完了率」が低下して出品者ランクにも影響が出ます。
そういった現状を踏まえた上で、
今後もココナラを上手く活用するには
「金額に見合った労力のサービスを提供する事」なのだと思います。
私の場合は、修行も兼ね本業ではない「DTM関連」などを出品するのが生産的かもしれません(笑)
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