アンチとファン
先日、クリエイター&アーティストの知人らと話した内容が興味深かったので、
今回はそれについてちょっと書いてみようと思います。
■投稿作品の反応
「最近、投稿作品に反応があって嬉しい!」と彼らは言っていました。
彼らの作品は私も見ているので、
どんな評価でどんな書き込みがあるのかも大体知っているのですが、
「悪い評価もあるし悪口も書き込まれる…けど、
こないだまではその辺に転がってる石ころみたいな扱いだったから、反応があるってのがメチャクチャ嬉しい」
と、ニコニコしていたのが印象的でした。
作品を公表した経験がある人なら分かると思うのですが、
なにか発表すると、嬉しくなる書き込みもあれば辛辣な書き込みもあります。
「手厳しい意見」はともかく、
作品を楽しもう…!という、他の人達まで不快になりかねない「中傷」は問題だと思います。
例えばyoutubeだと、
そもそも酷いコメントは表示されない仕様になっていたり、
ニコニコ動画では運営が速攻で、または自動的に削除してたり、投稿者自身でも削除しています。
そんなわけで、視聴者が目にする機会は少ないかもしれませんが、よくある事なのです。
クリエイターやアーティストが最初に戦う相手は
「作品を完成させるべくモチベーションを維持する自分」
次は「世間の関心」
その次が「アンチ」かなあ…と私は思います。
(対価を得る難しさ…もありますが。笑)
強い光が当たればそれだけ濃い影が生まれる様に、
ファンが増えればアンチも増えます。
誰もが知ってる人気者は、それだけ多くのアンチと戦っていると思って間違いないでしょう。
■執拗に叩くのは脅威に感じられているから
よく、「アンチもファンの一種」と聞きますが
それは分かるな~と思います。
わざわざ作品を見てコメントや評価を残すなんて、
作者や作品が気になってないとやらない行動ですし、
「叩く」という事は
それだけその作者や作品が、相手にとって「脅威な存在」になっていると言えるからです。
誰かにそう思わせるだけの作品を作れているのは、それだけですごい事じゃないでしょうか!?
良くも悪くも、人気のバロメーターの一つと言えちゃいそうです。
同じ世界を目指してる人や、
興味を持ってる人、出会い方が違えば友達になれたかもしれない人…
そんな相手がアンチになってしまってるパターンも、私はある気がします。
例えば、10代で漫画家デビュー!と聞くと私は
「くっそ~才能が羨ましい!悔しいッ!」と思いますが、
10代でトップアイドル!と聞いても
「ああ…そう」って感じです(笑)
興味があるから気になるんですよね。
とはいえ、「アンチもファンの一種」なんて言ってられないケースもあります。
■然るべき対処が必要なケースもある
漫画、イラスト、動画、CG、広告…
アマとプロ、両方の世界を行ったり来たりな私ですが
その中で憧れたり仲良くさせて貰ったクリエイターさんやアーティストさん達が何人かいます。
やっぱり人気のある人はストーカー被害にあったり、
変なものを送られてきたり、アンチから粘着されてたりしました。
(…まあ、中には「それはクリエイター&アーティスト側が悪いでしょ!」というケースもありましたが…汗)
ただ、すごいのは皆さんアンチの存在を周囲に全然感じさせずに活動していた事ですね。
私がただ鈍感だったのかもしれませんが…。
今はそういう被害に対する世間の理解も進んでいるので、
然るべき様々な対応を取る事が出来ます。
私も色々教えてもらいました。
無責任な事は言えないので詳細は控えますが、
場合によっては表向き逃げるのも大事です。